ヘナで染めた後の髪を、どう整えるか。
Graciasのお客様からよく聞かれる問いです。染めることには慣れてきた。でも、その後のケアをどうすればいいかが、まだはっきりしていない。Saharaシリーズは、その「染めた後」まで含めて考えた4つの商品で構成されています。
このシャンプーとトリートメントには、一人のお客様の髪があります。
Saharaシリーズのシャンプーとトリートメントを作るとき、頭の中に一人のお客様の髪がありました。
長年、癖に悩んでいた方です。色々なトリートメントを試してきた。サロンでケアを重ねた。それでも、髪が思うように落ち着かない。そういう状態が続いていました。
その方の癖が落ち着くように。美容師として、カットもスタイリングもしやすい状態にしたい。そしてご自宅では、手櫛だけで整えられるような髪になってほしい。その願いを出発点に、処方を考えました。
手櫛だけで整う、というのは、美容師の目線からすると一つの到達点です。ドライヤーを使わなくても、スタイリング剤に頼らなくても、朝に鏡の前で手を通すだけで髪が落ち着く。それを日常にできるかどうかが、ホームケアの本当の目標だと思っています。
染めて、補い、洗い、整える。
Saharaシリーズには、役割の異なる4つの商品があります。
サハラモロカンヘナで染める。サハラオーガニックアルガンオイルで頭皮と毛先を補う。サハラアルガンシャンプーで洗う。サハラアルガントリートメントで整える。
全部を揃える必要はありません。自分の髪の状態と、何を優先したいかに合わせて、必要なものから取り入れていくことができます。
アルガンオイルは、染める前と後の両方に使います。
ヘナを塗布する前に、少量を頭皮へ薄くなじませます。ヘナは植物粉をお湯で溶いて使うため、施術後に頭皮の脱脂感を感じる方がいます。事前にアルガンオイルを薄くなじませておくことで、その乾燥感をやわらげます。
染めた後は、毛先の乾燥が気になるときに少量を手のひらでなじませます。重くなりすぎず、しっとり感を足したいときに向いています。ただし使いすぎると重さやべたつきが出ることがあるため、まず少量から試してください。
毛先、顔まわり、手元など、乾燥が気になる部分に少量ずつ使う方も多い商品です。ブルーミーのローズウォーターやローズバームと組み合わせると、髪から肌まで一つの流れでケアできます。スキンケアとしての使い方は、別のジャーナルで整理しています。

シャンプーは、ヘナ後の髪に合わせた処方です。
サハラアルガンシャンプーは、アミノ酸系洗浄成分を中心に組み合わせたシャンプーです。ヘナ後の髪を強く洗いすぎず、泡立ちとすすぎやすさも大切にしながら、日々の洗髪に取り入れやすい使い心地を目指しています。
サロンでは、泡立てた後にすぐ流さず、3分ほど置いてから洗い流すことがあります。泡が少し落ち着いてからすすぐと、髪の手ざわりがやわらかく感じやすくなります。アミノ酸系シャンプーはすすぎ残しがあると頭皮のかゆみや臭いの原因になることがあるため、最後は丁寧に洗い流してください。
トリートメントは、なめらかさとまとまりを足します。
サハラアルガントリートメントは、ヘナ後や洗髪後の髪に、なめらかな指通りと軽やかなまとまりを加えるトリートメントです。
重くおさえるのではなく、髪が自然に動きながら毛先にまとまりが残るような仕上がりを目指しています。ラベンダーとアトラスシダーの落ち着いた香りが、乾かした後にも静かに残ります。
毛先のきしみが気になるとき、乾かした後に乾燥感が残るときは、アルガンオイルを少量重ねると仕上がりの印象が整いやすくなります。
自宅で続けるための、小さな流れ。
染めて、補い、洗い、整える。この順番を意識するだけで、ヘナ後の髪との付き合い方が少し変わります。
最初にこのシリーズを手にしたお客様の髪が、少しずつ変わっていくのを見てきました。癖が完全になくなるわけではありません。でも、扱いやすくなる。手を通したときの感触が変わる。朝の時間が少し楽になる。
そういう変化を、ホームケアで積み重ねることができる。そのために作ったシリーズです。
| 商品 | 主な役割 | 使うタイミング |
|---|---|---|
| サハラモロカンヘナ | 染める | 月1〜2回 |
| サハラオーガニックアルガンオイル | 補う | ヘナ前の頭皮・ヘナ後の毛先 |
| サハラアルガンシャンプー | 洗う | 洗髪時 |
| サハラアルガントリートメント | 整える | 洗髪後 |