確かめながら選ぶということ

原料や製品を、何をもって信頼するか。
これは簡単なようで、実はとても難しいことだと思います。
私たちは、確認できることは丁寧に確認しながら、最終的には美容師の現場で確かめ続けることを大切にしています。

書類だけでは見えてこないこと

認証や証明書、分析データは、安心材料のひとつです。
ただ、紙の上で整っていることと、日々の施術の中で気持ちよく使えることは、必ずしも同じではありません。

同じように見えるロットでも、混ざり方や塗布の感触、仕上がりの印象には違いが出ることがあります。
だから私たちは、毛束テストを行い、そのロットごとの特徴を確かめています。
そこで見えたことは記録し、翌年以降の製造にも返しています。

書類を軽く見るつもりはありません。
けれど、書類だけで終わらせず、実際に見て、使って、確かめるところまで含めて考えたい。
それが、私たちにとっての信頼のかたちです。

工場で支えている品質の土台

ヘナの品質は、原料だけで決まるものではありません。
どこで育ったかに加えて、そのあとにどう乾燥させ、どう選別し、どう整えるかでも大きく変わってきます。

インドの乾燥した高温環境は、ヘナ葉の乾燥に適しています。
一方で、衛生面や管理体制は、別の視点でしっかり見なければなりません。
私たちは、ISOを取得した提携工場で製造を行い、現場の要望に応えられるよう、日々やりとりを重ねています。

特に気を配っているのが、クリーニングと選別の工程です。
枝などの不純物を丁寧に除去し、さらにフィルターで粒度を整えていく。
原料だけでなく、どう処理するかという知恵も、品質を支える大切な要素だと考えています。

自然物を、現場で確かめるということ

美容師は、毎月来店されるお客様に、同じ配合を繰り返し使うことが少なくありません。
だからこそ、品質の違いにはとても敏感です。
毎日施術している人の目は、ごまかせません。

一方で、自然物には揺らぎがあります。
ときには規格以上によく感じられることもあり、それを経験すると、次も同じものを求めたくなります。
けれど、自然素材は工業製品のように、いつも同じではありません。

私たちは、その揺らぎも含めて自然物だと思っています。
もっと良いものを、もっと安定してという気持ちは当然あります。
その一方で、自然のものに向き合っていることを忘れずにいたいとも思っています。

サロンの声を、次へ返していく

サロンからは、さまざまな声が届きます。
うれしい声だけでなく、ときには厳しい意見をいただくこともあります。
けれど、その声を受け止め、製造や製品づくりに返していくことも、私たちの仕事だと考えています。

新しい商品や提案も、こうした積み重ねの中から生まれます。
美容師が納得できること。自分でも使いたいと思えること。
そうした視点を通ったものほど、現場で役立つ機会も増えていきます。

これからも、届く形へ

私たちは、ヘナはECだけで完結するものではなく、美容室とも併用していただけるとよいと考えています。
ご自宅で取り入れながら、ときどきサロンで整えることで、見えてくることもあるからです。

ヘナは、誰にでも合う美容ではないかもしれません。
けれど、持続可能な美容のひとつとして、必要としている方は少なくないはずです。
だからこそ、確認しながら選び、確かな形で届けていきたいと考えています。